私が中期中絶した話し。-3
事の発端は5月まで遡ります。
5/1に終わった生理からここ半年生理が来ませんでした。
最初は単なる不順かな?と思いましたが何かが違う。
そう、悪阻が始まったのです。
全く吐かない体質の私が食べ物を食べようとすると吐く、出勤する前に何か食べようとする時に必ず吐いていたのでストレスからくる吐き気と自己暗示してました。
薄々は気づいてたのに、背を向けて。
病院に行く事も検査薬をする事も、真実を知るのが怖くて嫌でやりませんでした。
もし、妊娠してたら?
相手は100%客です、だって私好きな人と一回もSEXしてないから。
プライベート処女だから。
そんなどの客と出来た子なのかも分からない。
そんな子がお腹の中に入るという現実が怖くて目を背けて20週まで来てしまいました。
お腹は膨らみ、胸も大きくなり異変に気がついた祖母に半ば無理やり連れてかれてやっと向き合う事が出来た。
今、こうやって書いているけれど。
本当に本当に半年前の私は何もかもが甘々で、もし半年前の私が今目の前に現れたら有無も言わず殴りかかってる。
半年前の自分に嫌気がさす程腹ただしい。
そうして病院に行き、尿検査で伝えられた。
「妊娠してますね」
言葉に出来ない感情が沸々と湧き上がる。
内診台にあがり膣に器具を入れられる感覚も、先生が質問してくる声も、エコーを撮る時塗るジェルの生暖かい感触も。
全て現実じゃないような気がして。
そして祖母と一緒に診察内容を聞く。
お腹の子は20週行っていた、法律で21w6dを過ぎると降ろせない、もうギリギリだ。
そこで祖母が涙を流しながら何度も何度も頭を下げて懇願した。