私が中期中絶をした話し。-2
私は高校を卒業して、デリヘル一本で働いてました。
親には高校の夏休みにやっていた短期バイトの延長で働ける事になったと嘘をつき、家から40分程の駅の側が待機場のデリヘルで働いていた。
両親は高校を出たらあまり干渉はしなかった、毎月3万円家に入れれば後は自由。
勿論放置って訳では無く、両親の考えがあっての自由。
私はそれに漬け込んで只管甘い蜜を啜る毎日を送っていた。
昼過ぎに起き、ダラダラと過ごし家の事など一切しない。
部屋はみるみる汚くなっていく一方、それでも両親に咎められない生活。
金は有り余るほどある、だって1日働けば3万円は固いのだ。
夕方頃支度して家を出て待機場の最寄の駅へ向かう、そこで昼飯か夕飯か分からないご飯を食べ、出勤時間までネカフェで時間を潰す。
そして時間になったら、駅のロータリーへ向かい車に乗り込む。
4月は出勤すれば即予約が入っている状態だった、黒髪、色白、清楚の三拍子揃った18歳の新人だもの、そりゃ色物好きのおっさんにはウケがよかった。
お茶(予約が入らず暇な事)は一切無し。
90分120分が当たり前、慣れてない素人感もウケがよかったらしくて本指名(1回遊んだ女の子を二回三回と呼ぶお客さんの事)もそれなりについていた。
-別にバレないし
-性病とか妊娠とかしないし
-楽に稼げるから最高じゃん
そう思っていた、そう思っていたから今回の事が起きてしまった。
このドロドロに甘えた考えが全ての元凶。
お金欲しさに本番もした。
ゴム無しでも沢山した、どうせ中に出さなきゃ子供なんか出来ないって。
そう考えていた。
1万欲しさにやった行為が。
後々何十倍に跳ね返って、家族に迷惑をかけて、自分の心と体を痛めつけて。
全てをボロボロにした。
そうこの一万欲しさに全てを壊したのだ。
そしてその一万で出来てしまった子を、殺してしまったのだ。
41万かけて。